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インク一滴

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視覚を奪われて見えるもの。

お風呂から上がり、ベッドに滑り込むと、
上から覆いかぶさってペニスを口にねじ込まれたあと、アイマスクを着けられた。

その時には目を閉じている事が多いので、見えない事に変わりはない。
彼が意図的に私の視覚を奪う事。
その行為が持つ意味に欲情する。

頬を両手で包まれてキスされると、それだけで潤ってくる。
大きな手のひらと少し厚めの唇。
触覚とにおいで大好きなそそれらの形を思い浮かべながら、舌を絡める。

先日のデートでは、予想外の体調不良により、
彼の口唇での愛撫を少しだけにとどめてもらった。
妙な味がしてはいけないと思ったからだが、
翌朝も彼は口唇で攻めようとした。
まだ、万全ではなく、朝は拒否してしまった。

それはお互いに小さな不満となっていたようで、
体調が万全となって、存分に口唇で愛撫されてしまった。
彼の唇と舌の感触と温度が
私をどこかへ連れてこうと執拗に攻め立てる。
液体が溢れ出てくる。
突起が膨らんでくる。。。

四つ這いにさせて、後ろからも、たっぷり舐める。
小さく痙攣したところで、堅く大きなものがあてがわれる。
ただし、先端だけ。。
たまらず腰を後ろにスライドさせようとすると、押し戻される。
何度か試みるがことごとく、押し戻される。
目の前に人参をぶら下げられた馬状態?
と思っていると一気に奥まで突かれる。。。
自分でも驚くほどの声が出てしまう。
奥まで彼を包み込む心地よさ、深く繋がる一体感、
激しく求められる喜び。。。
彼の両手は私の腰を掴んだり、肩を持ったり、
胸をつついたり、背中をなぞる。
背中や頬に触れる柔らかい髪の感触が優しい。
紅潮した頬をもち後ろを向かせて、
口づけをくれる。
とろける様な顔で私は夢中で舌を絡める。
うめく様な声をあげながら。


視覚を奪われて後ろから突かれている私を、
その一部始終を、もう1人の自分が見つめている。












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俯瞰 |

愛情と敬意。

終わらない関係などない。
始まったばかりの時でさえそんなことを考える、
どこか醒めているところが自分にはある。

同じものを食べてると飽きるとは、よく言われる浮気の言い訳だが、
自分はなぜか全然飽きる気配がない。


好きとか愛してるとかいう言葉にはしないけれど、
お互いに感じる温かな感情。

ある場面での不特定多数に向けられた彼の発言に登場した
「愛情と敬意」

まさにそれなのだ。
だから私はあんなことやこんなことができるし、
彼もまたそうであろうと思う。

きれいごとかもしれないが、
お互いがその気持でつながっていることが確信できるから、
形式的なことは必要ないと思える。

過不足の無いシンプルな関係をとても心地よく感じる。








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